飯塚農場は、南魚沼市で水稲約10f、転作田でスイカ5fを栽培するほか、56`離れた津南町の畑地約15fでスイカやニンジン、ジャガイモなどを栽培している。
  「土壌改良は農業の基本で、連作障害を回避するためにも手を抜いてはいけない」と、同農場では土づくりに力を入れる。津南町の畑は、基盤整備により作業効率は良いが、地力がやや弱いという。
  地元の畜産農家やキノコを栽培する企業から格安で提供される牛ふんや廃菌床を混ぜ込み、自家製の堆肥を製造。秋の収

雪室内の様子。
野菜コンテナの奥には屋根まで高く雪が積まれている

  飯塚代表は「新しいことにチャレンジすると、失敗もありますが、成功したときの喜びは大きいです。農業にはその面白さがあります。今後も長期的に継続していける農業を目指して、地域の発展に貢献したい」と話す。
(滝沢理)

土壌改良を徹底/野菜は雪室で貯蔵し高値時に出荷

持続可能な農業へ

  「目先の物事ではなく、長期的に継続していける農業を目指しています」と話す飯塚農場(南魚沼市八色原)の飯塚恭正代表(65)は、雪国というハンディキャップの中、水稲と畑作の複合経営を展開。地域と一体となった独自の堆肥製造や雪室を利用した貯蔵方法による出荷調整、若手農業者の育成に取り組むなど、持続可能な農業にチャレンジしている。

  秋に収穫したニンジンやジャガイモを、自宅脇にある雪室に約2カ月間寝かせた後に出荷。雪室には約130dの雪が積まれ、室内はほぼ0〜1度に保たれているため、出荷時期を遅らせても新鮮な状態で、価格の良い時期に販売できるメリットがある。
  また、同農場では県農業大学校や新潟大学農学部の学生を研修生として積極的に受け入れている。「農業体験を通じて農業の担い手になってくれればいいですね」と話す飯塚代表。農業を継続していくには、人材が必要と考え、研修生の受け入れとともに、今後は同農場での雇用を検討している。

穫後に畑10e当たり約2dをまいている。地元の廃棄物を有効利用した、継続できる土づくりに取り組んでいる。

雪室で貯蔵している野菜の
状態を確認する飯塚代表

南魚沼市

土・人・販売に工夫

飯塚農場

にいがた版からの

農業共済新聞


2010年2月4週号掲載