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仕事も家庭も大切に/水稲・露地野菜 業務効率化など成果/新潟県五泉市 (有)ファームみなみの郷(2026年4月2週号)

【新潟支局】五泉市木越の「有限会社ファームみなみの郷(さと)(阿部良夫(よしお)代表取締役社長、73歳)」は、就業環境の整備への積極的な取り組みが評価され、2025年度の「新潟県優良農業経営体等表彰・働き方改革の部 新潟県知事賞」と「全国優良経営体表彰・働き方改革部門 全国担い手育成総合支援協議会会長賞」を受賞した。

左から経理の五十嵐さん、阿部代表、江部営業部部長
五泉産コシヒカリ「南郷米(なんごうまい)」

 同社は元々、地元の集落営農組織だったが、06年に法人化。現在は水稲をメインに、サトイモや露地野菜などを合計約63㌶で栽培している。経験・未経験を問わず若手社員の採用に積極的で、従業員の平均年齢は32歳だ。


 社員同士が話し合い、年間の就業スケジュールを作成する。年間の休日をしっかり確保しつつ、有給休暇も取りやすいため、プライベートや家庭を大事にしながら働くことができる。


 勤務開始時間を前後させることができるフレックスタイム制を採用しており、柔軟な働き方が可能だ。阿部代表は「年に2回、社員と面談の機会を設けて意見や要望などを聞き、若手の考えを取り入れています。意見や要望が何もないと逆に心配になりますけどね」と笑顔で話す。


 圃場管理や勤怠管理にIT技術を取り入れて業務効率化を図る一方、介護休暇や育児休暇などの特別休暇制度を導入するなど「働きやすい」職場づくりに注力。その結果が受賞につながったという。


 過去に発生した農作業中の事故の原因や対策を記載した「事故防止リスト」を独自に作成。社員全員で情報共有して事故防止に努めている。


 「やはり健康が第一なので、農作業事故が一番怖いですね。機械であれば壊れても直せばいいですが、人間はそうはいきません。5年後、10年後を見据えて人や設備にしっかりと投資することが大事だと思います」と話す阿部代表。今後も消費者に喜ばれる高品質な農産物を追求し、地域へ貢献する気持ちを大切にしながら、農業を次世代につないでいきたいと意気込む。

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