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収入保険『営農に意欲と安心を』/新たな樹形で省力化進める/新潟県新潟市・宇野匠さん(2026年10月1週号)

 近年、自然災害が激甚化・頻発化し、農業経営のリスクが増しています。収入保険は自然災害はもとより、価格低下や取引先の倒産など農業者の経営努力では避けられない要因による収入減少にも対応し、安定した農業経営を支えます。今号では北信越5県の収入保険加入者に、加入のきっかけや保険金等の支払いを受けた事例、経営の取り組みなどをインタビューしました。

 ◆うの・たくみ◆57歳◆和ナシ60㌃、西洋ナシ60㌃
 2019年に早期退職し、祖父の代から続く実家の「宇野農園」を継ぎました。合計1・2㌶の園地で和ナシ9品種と西洋ナシ10品種の多品種栽培を行っています。
 収入保険には父の代から加入しています。昨年はお盆後の大雨の影響で、50㌃栽培する「ル レクチエ」に水汚れと呼ばれる果面汚損が発生し、3割ほど収入が減少しました。保険金等を受け取ることで安心して営農を続けることができ、感謝しています。

「多品種でリスクを分散しつつ収入保険でも備えています」と宇野さん

  近年は省力化に力を入れており、試験的に「ジョイントV字トレリス樹形」を導入しています。
 この技術は、側枝を左右斜め上部に誘導し、V字を形成するように樹形を作る栽培方法です。従来の平棚とは異なり、上ではなく横を向いて作業ができるため、身体的に非常に楽です。定植後に収穫可能になる年数も短く、収量も増加したため、実験を重ねて面積を増やしていきたいです。

試験的に「ジョイントV字トレリス樹形」で和なしを栽培している


 収入保険が経営を支えてくれるため、栽培方法や品種、販売ルートなど、さまざまな部分で新しい取り組みに挑戦しやすいこともメリットだと感じています。
 今後はより長期間出荷できるよう、さらに多品種化を進め、お客さまに喜ばれるナシを作り続けていきたいです。

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