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作期分散と農業保険で備え(2025年12月2週号)

新潟県新発田市 櫻井 賢七さん

櫻井さんは2022年「緑白綬有功賞」を受賞、23年には新潟県「農の匠」に表彰されている。

 1985年に就農してから、40年を迎えました。現在は水稲を中心に小豆の栽培、水稲と大豆の作業受託も行っています。小豆は東京都の和菓子屋との契約栽培をしています。

 経営の中心である水稲栽培では、作期分散と労働力確保の2点で工夫しています。収穫作業が集中しないよう、時期をずらしながら「新潟次郎」「こしいぶき」「コシヒカリ」「新之助」を作付けしています。特にコシヒカリは田植えの時期を5月前半と後半でずらし、収穫時でも作業が集中し過ぎないようにしています。

 無理をして品質を落としたり、健康を損ねたりしては意味がありません。定年などで帰農された地域の方々に作業を依頼することで、労働力を確保しています。

 大切にしているのは、品質の良い米を作ることです。1等米比率を上げ「おいしい」と言ってもらえることが一番のモチベーションです。

 農業にはリスクがつきもので、作期分散のほかに収入保険、農業共済に加入することで備えています。今は米の価格が高くなっていますが、いつまで続くかは予測できないため、さまざまな事態を想定しながら農業をしています。

 農業の魅力は自分が育てた作物が日々成長し、最後には収穫できる喜びを味わえることです。失敗を次にどう生かすかを考え、より良い農業を目指して日々取り組んでいます。

 今後も地域農業に貢献しつつ、品質を第一に誠実に農業に取り組んでいきたいです。

▽さくらい・けんしち▽68歳▽水稲29㌶、小豆30㌃、水稲と大豆で作業受託▽収入保険、園芸施設共済、建物共済、農機具共済加入

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