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花木 多品目多品種(2026年1月4週号)

新潟市秋葉区浦興野の「有限会社香花園」では、露地40㌃とハウス120㌃でシャクナゲ10万鉢とツツジ10万鉢、ブルーベリー3万鉢の栽培をメインに、多品目多品種の花木を出荷している。さらに、近隣農家から花木を仕入れて出荷。近藤文明代表取締役(53)は「納品先からの生の言葉を聞けることがすごく励みになります」と話す。

サザンハイブッシュ系の常緑ブルーベリー品種「ミスティー」の紅葉具合を確認する近藤代表
紅白で縁起が良く人気だというマンリョウの大粒品種「宝船」㊧と「白実」

 同社のある浦興野を含む小合地区では、他の地域でほとんど生産されていないシャクナゲやツツジなどの花木を昔から生産、販売しており、強みとなっている。県外から注目され、全国にリピーターができ、安定的な販売ができているという。

 課題は花木の耐暑性と物流コストだ。耐暑性は梅雨明け後、ハウスの遮光率を上げているが、上げ過ぎると逆に花芽が着かないことがあるため、遮光率を調節して対策している。

 物流費は配送料だけでなく、梱包(こんぽう)費用など全てのコストが上昇しているため、苦労しているという。販売先に説明した上で値上げしているが、価格が高くなるほど売れなくなり、物流コストの増加分を反映できていないという。

 一方で、近藤代表は「納品先は量販店が多いですが、バイヤーの方々から商品の売れ筋や評価について直接聞けるので、すごく勉強になっています」と笑顔を見せる。

 ニーズに沿った商品として、シャクナゲを従来の地植え観賞用サイズではなく、母の日用に開花を調整した小ぶりな鉢をラッピングした商品なども販売している。

 今後は、新たな包装やサイズなど商品をそろえ、販路の新規開拓を最優先に考えているという近藤代表。「不景気などに見舞われても生産量は減らさないようにしたいです。他県ではほとんど生産されていない花木を主軸に、納品先などから『良かったよ』と言ってもらえる商品を作り続けていきたいです」と抱負を話す。

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