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にいがた版 6月3週号

生消つなぐ懸け橋に
上越の「おいしい」を提供

上越市 農産物直売所「がんぎ農場」

開店と同時に、地元のお年寄りたちでにぎわいをみせる街の農産物直売所「がんぎ農場」(代表・市村晋也さん=34歳)。上越市本町の中心商店街にある商業施設イレブンプラザで、地域に根差した直売所として人気を集めている。

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地場産野菜と米を手に
する市村さん㊨とスタッフ

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農産物直売所「がんぎ農場」

市村さんは「地元に密接した店を作り、商店街を活性化させたい」との思いから、今年5月に農産物直売所「がんぎ農場」をオープン。利用者の多くは、近隣に住むお年寄りたちだ。郊外型スーパーばかりになり、交通手段のないお年寄りたちは、買い物をするのも一苦労だった。歩いて行くことができ、旧市街にある同直売所は「近くて助かる」と、無くてはならない存在となっている。
店で販売する商品の多くは、市村さんの出身地区、妙高市新井地区の生産組合から仕入れている。地場産の米や野菜、地元で採れた山菜の他、かりんとうなどの加工品も販売。季節の味が味わえるとあって利用者の評判は上々だ。
一般のスーパーでは見かけないような農産物も取り扱っており、その中でも山間部で採れる「姫竹」が好評で、すぐに売り切れてしまうという。
近年、農作物のグローバル化が進み、輸入野菜が簡単に手に入るようなった。そのため「地場産野菜を味わう機会が少なくなっている」と市村さん。
「この直売所が生産者と消費者をつなぐ懸け橋となれればと思います。また、生産者が安定した収入を確保できるようにしたいですね」と日々奮闘中だ。
現在、農産物の入荷量が少なく、営業時間は午前11時から午後2時の3時間だけ。利用者から「もっと長く営業していてほしい」との要望があるため、今後は仕入れを工夫して、営業時間を延ばしていきたいと考えている。
市村さんは「このお店を通じて上越の良さをもっと知ってもらいたいですね。上越の活性化につなげていきたいです」と将来の展望を話す。
(金子晴貴)

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