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にいがた版 7月3週号

地元企業4社が協力
「あがの姫牛」誕生 阿賀野をアピール

阿賀野市 天朝閣グループ、㈱バイオテックジャパン、臼井農畜産、佐藤食肉

地元、阿賀野市を愛する企業4社がアイデアと技術を持ち寄り、6月に牛の新ブランド「あがの姫牛(ひめうし)」を誕生させた。牛の飼育、発酵飼料の供給、食肉販売をそれぞれの企業が連携して行い、6次産業化を実践している。

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熟成発酵させたビール粕を食べるあがの姫牛

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あがの姫牛のバーベキューグリル。
あっさりとした口当たりが良いと評判

あがの姫牛の特徴は餌にある。ビールの世界大会で世界一に輝いた経歴を持つ天朝閣グループが作る「スワンレイクビール」のビール粕(かす)に、優れた食品発酵技術を持つ株式会社バイオテックジャパンの作る乳酸菌を加え、発酵熟成させたものを給餌している。
ビール粕はトウモロコシを含む飼料に比べ、タンパク質が少なく、牛に余分な脂肪が付きにくいという。また、乳酸菌の働きにより、牛が健康に育つとされている。
飼育する牛は、肉質が柔らかく、口当たりの良い食感となる雌牛に限定。10カ月齢から出荷するまでのおよそ1年間、与える餌の1割に乳酸菌の入った発酵ビール粕を混ぜる。量に限りがあるため、給餌できる牛は少数だ。そのため、あがの姫牛として出荷できるのは、1カ月でわずか5頭しかいない。
牛の飼育は、長年畜産業を営み、一貫した飼育体制に定評のある臼井農畜産が担当。販売は、創業から半世紀以上の歴史を持つ佐藤食肉が行う。4社は「ブランド意識を高め、地域でブランドを育てていきたい」という考えから、地産地消に力を入れている。
あがの姫牛は、現在、同市中島町の「SWANLAKE Pub Edo 修蔵」、同市金屋の「瓢湖屋敷の杜ブルワリー ザ・レストランスワンレイク」などで味わえる。あがの姫牛の持つ赤身のうま味を引き立てるメニューが人気で、あっさりとした口当たりの良さで女性からの評判も高い。8月に同市金屋の「五十嵐邸ガーデン」での提供が予定されている他、市内の温泉旅館での提供も計画されている。
臼井農畜産の臼井直哉専務取締役は「地元の企業が連携し、互いの技術を集結することで地元の活性化につながると思います。ブランドを定着させ、阿賀野市の食と観光をアピールしていきたいです」と意気込みを話す。
▽問い合わせ先=臼井農畜産(電話0250-62-3926)
(折笠暢志)

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