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にいがた版 10月2週号

赤玉鶏「もみじ」飼育
自然に近い環境で

川﨑農園代表 川﨑康司さん 新潟市

純国産の赤玉鶏「もみじ」を独自の方法で飼育している新潟市秋葉区山谷の川﨑農園代表・川﨑康司さん(43)。水稲6.5㌶、畑20㌃を耕作しながら、約300羽の鶏を飼育管理し、良質でうま味のある卵の生産に取り組んでいる。

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「養鶏の規模を拡大していきたいです」と川﨑代表

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平飼いされている鶏

健康な鶏から産まれる「ひめたま」

赤玉鶏「もみじ」は、岐阜県にある株式会社後藤孵卵(ふらん)場で開発された純国産の鶏種。
強健で抗病性に優れており、高い産卵性を持っている。
川﨑さんが養鶏を始めたのは今から8年前。当時は勤めの傍ら実家の農業を手伝う程度だったが、ある時、自然環境を考えた農業に取り組んでいる人の話を聞く機会があった。その話に感銘を受け、「生き物を扱った農業を本格的にやってみたい」との思いが強くなり、家族の理解と協力のもと職場を早期退職。養鶏を始めることにした。
川﨑農園では、鶏のストレスを最小限にするため、平飼いにし、鶏舎には稲わらを敷いてなるべく自然に近い形で飼育している。鶏が鶏舎を自由に動き、土をかき回すことで、土着微生物の活動を活発化させ、鶏ふんの分解・発酵を促してくれるという。そのため、鶏舎内は鶏ふん独特の臭いがしない。
鶏舎で作られた堆肥は、田や畑の土作りに活用し、循環型農業にも力を入れている。
また、餌には、自家産や県産の玄米に、カキ殻・煎(い)り大豆・すりごま・天然塩・カツオ魚粉・ミネラルを配合。季節や鶏の体調に合わせて、完全自家配合した餌を与えている。
丹精込めて飼育した鶏が産む新鮮な卵は黄身がレモンイエロー。生食ではあっさり、加熱すると凝縮された卵のうま味を感じることができる。
「お姫様のように育て上げた卵」という意味を込め「ひめたま」と名付け、現在、西蒲区のカーブドッチ内にあるコテアコテマルシェなどで販売している。
川﨑さんは「自然の恵みから食べさせていただいているということに日々感謝しています。自然を敬う心をこれからも持ち続けながら、今後、さらに生産量を拡大していきたいですね」と意欲的だ。
(大森晴美)

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