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にいがた版 2017年4月1週号

おいしくて安全・安心
より良いキノコを日々研究

五十嵐菌茸㈱専務 五十嵐 徹さん

「おいしさと健康を届ける」という強い信念の下、ブナシメジの栽培に力を注いでいる「五十嵐菌茸株式会社」(新潟市南区北田中)で専務取締役を務めている五十嵐徹さん(45)。独自の栽培方法で、癖がなくジューシーなうま味があると評判のブナシメジを消費者に届けている。

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「癖が無くうま味があるブナシメジです」と五十嵐さん

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おがくずに栄養を持たせるため資材を混ぜる

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ブナシメジ

「脇役だけど他の食材の味を引き出してくれる、いわば料理のコンダクターのような存在のブナシメジを目指しています」と話す五十嵐さんは、20年前に脱サラして家業のキノコ栽培を継いだ。現在、ブナシメジの栽培を主力に同社の経営も担っている。
ブナシメジは施設内栽培で通年出荷しており、一番需要のある秋には、一日に1㌧弱の出荷をすることもある。地元のJAや生協だけでなく、県外からも注文が入るほど高評価を得ている。
五十嵐さんは「安全・安心でおいしいキノコを栽培したい」との思いから、栽培の研究会などに積極的に参加し、高品質なキノコの生産を目指している。
「うちではおがくずに栄養を持たせるため、独自の資材を配合してブナシメジを栽培しています。ブナシメジ独特の癖が無いので『キノコが嫌いな子供がおいしいと言って食べてくれました』と購入者からうれしい言葉をもらったこともあります」と笑顔を見せる。
就農当初は、人が口に入れる物を扱うことから衛生管理に思っていた以上に責任が大きく苦労もしたが、それと同時に農業はやればやるほど奥が深い仕事だと気付いたという。
「これからも消費者の方に喜んでいただけるようなブナシメジの栽培に取り組んでいきます。ぜひ一度味わってみてください」と自信を込めてPRする。
(青木陵)

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