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にいがた版 5月4週号

春どりは甘味たっぷり
おいしいネギを届けたい

松村敏明さん 村上市

ネギ栽培の後継者不足を解消するため、5年前、勤めていた会社を辞めて実家に就農した松村敏明さん(45)。村上市北新保で両親と共にネギを専門に栽培し、季節ごとに品種を変え、消費者においしいネギを届けようと日々汗を流している。

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春ネギを収穫する松村さん

 

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調製機を使用して出荷する

「農業は自分のペースで仕事ができると思っていましたが、実際にやってみるとなかなか難しいですね」と話す松村さん。
2年前に国の「経営体育成支援事業」を利用し、掘取機と出荷用に皮むきなどを行う調整機を導入することで、栽培面積を1㌶から1.8㌶に拡大した。現在、県の特産品「やわ肌ネギ」を夏ネギ、秋冬ネギ、春ネギなど季節ごとに6品種を栽培。4月から12月まで収穫し、出荷を行っている。
5月には「羽緑(はねみどり)」という品種の春ネギが収穫期を迎えた。夏ネギや秋冬ネギと比べて栽培期間が長いのが特徴で、5月に播種を行い、1年後に収穫する。
「越冬したネギは、柔らかく甘味があるので、とてもおいしいです。すき焼きにすると、より甘味を感じることができ、子供たちは肉よりもネギを競って食べるほど大好きです」と笑顔を見せる。
ネギの栽培には温度管理が欠かせないだけでなく、肥培管理や害虫対策など、頭を悩ませることが多いという。苗は通常、ビニールハウスで管理しているが、猛暑の年は冷暗所の小屋に、寒い時は育苗器の中など、状況に応じて栽培場所を変えている。
また、ネギは収穫時期になると抽台(ちゅうだい)(とう立ち)が出てきて身が硬くなってしまい、品質が落ちてしまう原因となるため、収穫時期の見極めも重要だ。
今後について松村さんは「栽培面積を拡大し、地域の担い手となって農地を有効活用できればと思います。これからもおいしいネギを消費者に届けたいです」と力強く話す。
(鈴木紀裕)

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