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にいがた版 6月1週号

岩沢の魅力伝えたい
都会に無いもの提供

農家民宿「へんどん」 小千谷市岩沢

「『何もないところの良さ』というのを感じてもらいたい」と話す関口貞幸さん(47)。小千谷市岩沢のまちおこし団体「岩沢アチコタネーゼ」の代表を務めている。同団体では、地域の活性化を図ろうと、今年の4月に農家民宿「へんどん」をオープン。地元の魅力を多くの人に伝えようと、奮闘している。

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農家民宿へんどんの前で(左から)関口さん、清野さん、バーバーズのメンバー

 

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居間で食事の打ち合わせをするメンバー

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田舎ごっつぉ

「心配ないよ」を意味する「あちこたね」という方言をもじった「岩沢アチコタネーゼ」は、過疎が進む岩沢地域の活性化のため、住民らが5年前に立ち上げた。越後岩沢駅前の農家レストラン「より処(どころ) 山紫(やまむらさき)」の運営や高齢者世帯の雪下ろし支援、耕作放棄地の活用など、さまざまな活動を行っている。
農作業体験ツアーなどのイベントも実施しているが、県内外から訪れた参加者が宿泊できる施設が地元に無かった。「せっかくなら岩沢の何もないところで、ゆっくり過ごしてもらいたい」と思い、民宿の営業を計画。農家民宿のオープンに至った。
築70年ほどの関口さんの実家を改装した民宿は、屋号の「平右衛門」からとって「へんどん」と名付けた。柱や太い梁(はり)にはケヤキが使われており、昔ながらの温かみのある造りになっている。2人部屋の宿泊室は首都大学東京の学生がデザインを手がけ、団体客用の8人部屋も完備した。
食事は地元の主婦仲間「岩山Barbar’s(バーバーズ)」が腕を振るう。ゼンマイの煮物など地元で採れた山菜や野菜をふんだんに使った「田舎ごっつぉ」と岩沢産「コシヒカリ」を提供し、とてもおいしいと宿泊客に好評だ。
スタッフの清野憂さん(43)は「岩沢はホタルや美しい星空など、夜の見どころも多い所です。地元の人と交流し、定期的に訪れるファンをつくりたい」と笑顔で話す。
現在、民宿の周りに芝を植え、バーベキューガーデンやピザ窯を整備している最中だ。「農作業体験などを通じて、この地を好きになってもらいたいです。ここにしかないものを求めて通ってもらえるよう、これからも工夫していきます」と関口さんは力を込める。
▽1泊2食税込み8100円(要予約)
(佐々木洋子)

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