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にいがた版 7月2週号

自生の山菜・タカバ、ナメコ原木栽培
本物の味と風味を提供

小滝生産森林組合 糸魚川市

原木ナメコや地域に自生している山菜を加工・販売している糸魚川市小滝地区の「小滝生産森林組合」。地域資源を活用して、地域の維持と活性化につなげている。

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「小滝地区を盛り上げたいです」と中村組合長

 

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風味豊かな原木ナメコの缶詰

昔から林業が生業(なりわい)だった小滝地区では、2010年に「身近にある山菜を活用しよう」と地域で話し合い、山菜の加工・販売の取り組みを始めた。雪深い小滝地区で自生しているタカバ(オオイタドリ)と呼ばれる山菜に着目。全国で初めてタカバの商品化に成功した。1㍍ほどに伸びたタカバの柔らかい茎を総菜に加工し、販売している。加工には技術が要求され、同組合の担当者が商品化のために長野県まで研修を受けに行ったという。
「タカバは、全部採取すると来年以降に採れなくなるので、ローテーションを守りながら採取をしています」と話す同組合の中村成義組合長(78)。独特の歯応えが好評で、商品の引き合いが強く、今年はすでに完売している。
また、同組合では原木栽培のナメコも生産しており「明星なめこ」の商品名で出荷。生ナメコの販売だけでなく、一年を通じて缶詰を販売しており、年間1200缶余りを製造する。
「缶詰を製造する時期になると、ナメコの下処理や選別、加工機械での密封など、かなり忙しくなります。でも、自然豊かな場所で育ったナメコは、風味が格段に違います」と中村組合長は太鼓判を押す。
4年前からは、「ナメコのオーナー制度」も実施しており、契約期間は5年間で、ナメコの菌打ちや収穫を体験でき、今年も2人の応募があったという。
地元で採れた山菜の加工品などは、山菜販売所「明星」や観光物産センター、インターネットで販売。同販売所は、観光案内所も兼ねており、県内外の観光客からの評判も上々だ。
中村組合長は「山菜は農薬を使わない健康食品として、若い人にもぜひ食べてもらいたい」と自信を持って勧める。
(斉藤晃)

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