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にいがた版 7月1週号

水稲有機栽培の負担軽減へ
新型除草機に手応え

笠原農園 南魚沼市

「有機栽培は常に雑草との闘いですね」と話す、南魚沼市四十日後の「有限会社笠原農園」で代表を務める笠原勝彦さん(49)。農家モニターとして開発協力に携わってきた水田除草機を今年導入し、除草作業の負担軽減と効率化が期待されている。

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水田除草機「WEED MAN」で作業する笠原さん

 

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除草後の水田

笠原農園は、3年前から農機具メーカー「株式会社オーレック」の農家モニターとして除草機の開発に協力してきた。今年、新製品の「WEED MAN(ウィードマン)」を中越地区で初導入した。
除草機は、圃場から雑草を掻(か)き取るだけでなく、水面に浮いた雑草も切断。除草作業後に雑草が沈んでも根付くことがないよう除草する。同時に稲の根を刺激し、圃場走行によるガス抜き効果もある。田植え後、2週間ごろから出穂40日前まで使用可能だ。
笠原農園では、倒伏を軽減するため、移植苗の本数を1、2本としており、除草機を試験導入した時は、苗がか弱く倒れてしまっていた。さらに、倒れた苗が起き上がるよりも雑草の成長が早く、当初は思うような除草効果が得られなかったという。
今年はそれらを改善するため、移植苗の本数を増やし、苗を倒れにくくした。除草機での作業が可能になり、生育に適した栽培環境になっている。
笠原さんは、以前から有機栽培に力を入れており、2001年に有機JAS認証を取得。06年には法人化し、現在、オリジナルの自家製肥料で水稲32㌶を栽培している。
自家製肥料は、米ぬかと魚かすを合わせて発酵させ、さらに生の魚のあらを2年間熟成させたものを混ぜ合わせて作る。独自の土作りで努力した結果、全国米・食味分析鑑定コンクールで、連続して優秀な成績を収めたことで、09年に名稲会会員に選出され、同時にダイヤモンド褒章を受章した。
「今後、有機栽培を通じて、さらに安全・安心でとびきりおいしいお米作りを目指します。そして、もっとお米を食べていただけるようにアピールし、お米ファンを増やしたい」と力強く話す。
(榎本直子)

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