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にいがた版 9月3週号

農業体験や農家カフェ計画
元気な地域へ着々と

㈱魚沼里山農園 南魚沼市五箇地区

「農地だけでなく、地域の里山を活用した多角的な法人経営をしていきたいです」と話すのは、「株式会社魚沼里山農園」代表の関岳雄さん(42)。耕作放棄地を解消し、農業体験や農家カフェ・レストランの経営など幅広い事業の展開に向け、奮闘している。

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建設中の事務所の前で関さん(中央)とメンバー

 

 

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稲刈りの準備をするメンバー

魚沼里山農園のある南魚沼市五箇地区は近年、高齢化による離農が後を絶たず、問題となっていた。「10年後、20年後を見据え、自分たちが地域の農業を担う立場になったときのこと考え、法人化という道を選びました」と関さん。2年前から同地区の農家と法人の立ち上げを構想し、昨年10月に設立した。
同農園では、水稲を約15㌶栽培している他、地域の里山を活用して、春はゼンマイやタラの芽、秋はクリやキノコなど、さまざまなものを収穫している。水稲は面積増加に向けて、農地集約を進めている最中だ。
観光客を集めることで、消費者としての販路拡大と新たな地域住民を獲得するため、参加型の稲刈りや野菜の収穫体験、山菜採り、雪山散策などの体験イベントも考案している。「いずれはお試し居住体験や農家民宿も手掛け、地域に溶け込む人を獲得したいですね」と新規就農者の呼び込みにも積極的だ。
農閑期の経営安定を図るため、今年の11月には事務所2階に農家カフェ・レストランをオープンする予定。栽培した農作物や丹精込めて作った加工品を提供し、地域のコミュニティースペースとしても活用する。
現在、メニューの開発や調理師の確保など、オープンに向けて忙しい日々を送っている関さん。それでも新たな事業の立ち上げとあって、毎日が楽しく充実しているという。
「まだ法人を立ち上げたばかりで分からないことだらけです。水稲の収穫時期でもあり、慌ただしく過ごしています。今はまだやりたいことの種を播いている段階で、先を見通すことは難しいですが、芽が出てくるのが楽しみですね」と笑顔を見せる。
▽問い合わせ先=㈱魚沼里山農園(南魚沼市五箇4570の1)
(髙橋倫平)

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