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にいがた版 10月1週号

生食用ブドウなど原料に約10種類
ワインの可能性広げる

㈱レスカルゴ 新潟市

「新潟のワインの先駆者になりたい」と力強く話すのは、新潟市西蒲区にある「株式会社レスカルゴ」代表取締役の阿部宗記さん(45)。果物をいつでもおいしく味わえるワインに可能性を見いだし、県産ワインに新たな風を吹き込んでいる。

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搾汁前のブドウを確認する阿部さん

 

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デラウェアのワイン㊧と巨峰のワイン

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レスカルゴのメンバー

元々ワインが好きだったという阿部さん。原料の生産から加工、販売まで全てに携わることのできるワインに魅せられ、2009年に株式会社レスカルゴを設立。12年からワインの製造を始めた。手掛けるワインは約10種類で、年間1万本を製造する。
「ワインをもっと身近に感じてほしい」と、誰もが知っている「デラウェア」や「巨峰」など、地元産の生食用ブドウを使ったワインも製造している。「新潟の果物は本当に高品質です。生食だけでなく、ワインとしても味わってもらいたい」と思いを話す。
前年に収穫したブドウで造ったワインとその年に収穫した生食用ブドウをセットで販売したところ「同じ種類のブドウを違う形で味わえて良かった」と好評だった。生食用の旬は短いが、ワインにすることでいつでも味わえるのが魅力だという。
同社では、自社農園1㌶で「シャルドネ」と「ピノノワール」の2品種を栽培している他、同区や加茂市の農家と契約栽培したワイン用ブドウでワインを製造している。
13年に国際ブドウ・ワイン機構に品種登録された県原産の黒ブドウ品種「マスカットベリーA」を使ったワインの製造にも力を入れており、海外に輸出もしている。現在、香港とシンガポールに輸出実績があり、今後は台湾への輸出も考えているという。
阿部さんは「一昨年はプラムのワインを造りました。今は『ル レクチエ』のワインを試作中です。いろいろな果物を使って造ることができるのもワインの強みですね。新潟は酒が有名ですが、ワインもぜひ楽しんでもらいたいです」と笑顔を見せる。
(金子和夫)

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