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にいがた版10月3週号

栃尾ワインを提供
地域を元気にする店に

カフェ&ワインスタンド「栃尾ワインの店 葡萄の杜」 長岡市

地元特産の「栃尾ワイン」をメインに、地元の食材をふんだんに使った料理を楽しめるカフェ&ワインスタンド「栃尾ワインの店 葡萄の杜(ぶどうのもり)」が今年5月、長岡市栃尾地域にオープンした。店の運営とワインの生産は、同地域の人たちで設立した「栃尾農園株式会社」(大竹正幸代表=77歳)が手掛けており、市外からも顧客が来る注目の店となっている。

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「栃尾ワインを広めたいです」と大竹代表㊧と「栃尾ワインの店 葡萄の杜」の従業員

 

 

 

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地元ボランティアとブドウを収穫

栃尾はもともと繊維産業が盛んな地域だったが、時代と共に衰退した。「自分たちの地域は自分たちで何とかしよう」という思いから13年ほど前に生まれたのが、栃尾産ブドウ100%の「栃尾ワイン」だ。
ワイン用ブドウの生産は、全くの素人が集まって始めたが、努力を重ね、現在はドイツ原産の「ケルナー」種を約30㌃栽培。毎年2500本以上のフルボトルワインを生産している。
これまでは生産量が少なく、地元の酒販売店や出資者の中だけで消費されていたことから、県内でもその名を知る人はごく一部しかいなかった。そのため、気軽に栃尾ワインを飲めて購入することができる同店は、情報発信基地として期待がかかっている。
栃尾ワインの特徴は、香り高くフルーティーで、その年ごとに全く味が異なるため、飲み比べを楽しむことができること。今年の収穫はすでに終えており「昨年と比べて実りは少なかったが、満足のいくブドウができた」と大竹代表は自信を見せる。
ワインを楽しめる店内には、従業員自らが制作したオブジェや地元画家の絵画が飾ってあり、ギャラリーのようなおしゃれで落ち着いた空間となっている。同地域の活性化にもつながってほしいとの考えから、ギャラリーやイベントとしても利用可能だ。「地域のコミュニティースペースとして、人と人とがふれあえる場にしていきたい」と同店の従業員は期待を込める。
2017年産の栃尾ワインは、例年より大幅に生産量を増やし、4千本を計画している。同地域だけでなく、長岡市街地の酒販売店でも購入できるようにしていきたいと気合も十分だ。
「栃尾ワインの店 葡萄の杜ができたことによって、栃尾ワインのさらなる成長が期待できます。現在、醸造は委託していますが、いずれは醸造も地元で行い、全国に知られる特産物にしていきたいですね」と大竹代表は力強く話す。
▽栃尾農園㈱▽電話0258(89)8960▽住所=長岡市栃尾本町3の11▽営業日=基本は水・金・土▽営業時間=午前11時~午後10時
※イベントや個展の利用者を随時募集中
(田沢天雅)

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