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にいがた版 3月1週号

糸魚川産綿花を広めたい
人と環境に優しいオーガニックコットン

㈲ao 糸魚川市

農薬・化学肥料不使用で綿花を栽培し、ガーゼ服の企画・製造・販売を手掛けている糸魚川市中宿の「株式会社ao(アオ)(五十嵐昌樹社長)」。オリジナルブランドの確立に向け、素材の特性を生かした製品作りに取り組んでいる。

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今年から販売する赤ちゃんの肌着をPRする天野さん


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カラードコットン

五十嵐社長は、同業者のオーガニック(有機)コットンの栽培事業に賛同し、2015年から綿花栽培を始めた。農地の有効活用も兼ねて、現在、6㌃ほどを作付けしている。
綿花栽培は世界的に見ると、面積に対して農薬の使用量が多いといわれている。そのため、農薬・化学肥料不使用の環境に優しいオーガニックコットンが近年、人気を集めている。
同社では綿花そのものに色が付いており、染料を使わなくても自然で優しい色合いを楽しむことができる茶色のカラードコットンを栽培。栽培担当の天野千恵さんは「雑草やアブラムシ対策などとても大変でしたが、経験を積んで課題をクリアすることができました」と自信を見せる。
海外産との価格差も少なく、多い年で60㌔収穫。栽培された綿は専門業者へ出荷し、同社と同じく有機肥料を使って農薬不使用で栽培された他の地域や海外産の綿と混ぜられ、生地や糸の原材料の一部に使われる。
同社では「デリケートな肌の赤ちゃんだからこそ、ガーゼ本来の優しい肌触りに触れてもらいたい」と、今年からオリジナルブランドで赤ちゃんの肌着を販売する。五十嵐社長は「いずれは糸魚川で生まれた赤ちゃん全員にうちの綿製品をプレゼントしたいですね」と夢を話す。
同社では収穫した綿の買い取りも行っているが、まだ生産量が少ないことから綿花を栽培する仲間を募集中だ。市内の障害者福祉施設にもカラードコットンの栽培に取り組んでもらっており、今年で3年目を迎える。
五十嵐社長は「糸魚川産のコットンの比率を高め、オリジナルブランドを全国に発信していきたいですね」と将来を見据える。
(斉藤晃)

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