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にいがた版 9月1週号

八珍柿の柿酢「ぱしもんビネガー」

「新潟柿酢事業協同組合」代表理事 坂下 志さん 新潟市

種が無いことが、越後七不思議に次いで珍しいという意味で付けられた新潟名産の柿「八珍柿」。新潟市西蒲区の「新潟柿酢事業協同組合」は、企業と連携し、八珍柿で作った珍しい柿酢の開発に成功した。風味豊かでまろやかな口当たりが人気を集めている。

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ぱしもんビネガーなどの商品を前
に「ぜひ手に取って味わってみて
ください」と坂下さん

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「ぱしもんビネガー」のロゴ。
イラストは八珍柿の形をイメージ

太陽の恵みと自然豊かな空気で育った西蒲区巻地区生まれの八珍柿だが、収穫した2、3割は、傷や変形で規格外となってしまう。同組合では「廃棄処分になってしまう柿を有効利用しよう」と、民間業者に醸造を依頼し、2年の歳月をかけて、ようやく柿酢「ぱしもんビネガー」の商品化にこぎつけた。商品名の「ぱしもん」は、英語で柿を意味する「パーシモン」が由来となっている。
同組合の代表理事を務めている坂下志さん(71)は「柿酢に加工したことで、手軽に八珍柿を年中味わえます」と笑顔で話す。同組合は、坂下さんが仲間に声を掛け、2018年1月に組合員5人で設立された。
果実からできている酢なので、口当たりが良く芳醇〈ほうじゅん〉な香りが特徴だ。「すし酢、ドレッシング、ギョーザなど、どんな料理にも合います。5、6倍に希釈して毎日の健康ドリンクとしても飲んでいただきたいです」と自信を見せる。
県内の柿農家1800戸700㌶の願いを集約して、産地をより一層活性化させたいという坂下さん。現在、県内外にとどまらず、和食ブームに乗ってパリやニューヨークへもPRしている。
「『柿が赤くなると医者が青くなる』ということわざの通り、柿には豊富な栄養素が含まれています。カリウムには利尿効果と塩分を排出する働きがあり、タンニンは動脈硬化を防いで血液の流れを良くします」と話す。二日酔いにも効果があるという。
「現在、サプリメントの商品化も進めています。普段から家庭に置いてあるような親しみのある商品(調味料)にしていきたいです」と意欲的だ。
▽問い合わせ先=新潟柿酢事業協同組合、新潟市西蒲区角田浜3536、電話0256(78)7072、FAX0256(78)7074、※気軽に問い合わせを。
(小林直子)

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