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にいがた版 1月3週号

青汁の原料ケールを栽培
加工品18種を提供

「有限会社上谷インダストリー」代表取締役 上谷 和義さん 糸魚川市

電子機器などの製造を行う傍ら、2009年から青汁などに使用されるケールを栽培している糸魚川市道明の「有限会社上谷インダストリー(上谷和義代表取締役=65歳)」。ケールパスタやケールうどんなど、自社産ケールを使ったオリジナルの加工品が人気を集めている。

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「糸魚川をケールの産地にしたいです」と上谷さん

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ケールを使った豊富な商品

上谷インダストリーは、ビニールハウスやネットハウス合わせて16棟16㌃で、約1万2千株のケールを栽培。上谷代表と以前から取引があった会社から「観賞用エビの餌としてケールを栽培してみないか」と誘われたことが栽培を始めるきっかけとなった。
当初はエビの餌として供給したが、栽培したケールを他にも活用したいと思い、試行錯誤の末、ケールパスタとケールうどんの商品開発に成功した。「収穫したケールを粉末やエキスにする作業、商品開発のアイデアや商品化まで、たくさんの方々からサポートいただきました」と当時を振り返る上谷さん。
ケールは、地中海原産のアブラナ科の野菜で、キャベツの原種に近い。葉酸やビタミン類、食物繊維、カルシウムなど栄養素が豊富に含まれており、緑黄色野菜の王様と呼ばれている。
購入した種を3月に定植し、8月から12月まで収穫する。モンシロチョウなどによる虫害に注意が必要で、栽培当初は収穫量や品質にばらつきが出るなど失敗の繰り返しが続いた。しかし、現在は栽培技術を身に付け、収穫量はもちろん、おいしいケールが収穫できるようになった。
今まで同社が開発した商品は、パスタ、うどんをはじめ、食パン、おかき、アイスなど計18種類にも上る。市内の飲食店やスーパー、都内のデパートなどにも卸しており、今後、地元食材とコラボしたネット販売を計画している。
「過疎化が進む糸魚川では田畑を担う次の世代がなかなかいないのが現状です。糸魚川産ケールをきっかけに若い人たちが農業に関心を持ち、地域農業の活性化につながればいいですね」と期待を込める。
(宮腰克巳)

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