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にいがた版 8月1週号

圧縮空気注入し土壌改良
機具貸し出し

須田地区果樹生産部 JAにいがた南蒲管内

土中に圧縮空気を注入することで、通気性や排水性を改善できる土壌改良機「グロースガン」。JAにいがた南蒲管内の「須田地区果樹生産部」では2004年に2台導入し、管内の果樹生産者を中心に貸し出しており、農地の土壌改良に一役買っている。

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「グロースガンの利用が樹勢維持・向上
につながっていると思います」と武石さん


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貸し出されているグロースガン

加茂市鵜森でナシ50㌃、モモ20㌃を栽培している武石義和さん(71)は、10年ほど前から樹勢の維持・向上を目的に、2年おきにグロースガンの利用を続けている。
「多い時は週に1回以上、防除のためにスピードスプレヤーを走らせるので、機械の重みで土が固くなります。水も通さないくらいカチカチに固まった土を見て、木が弱ってしまうと危惧したので、使ってみることにしました」と振り返る。
武石さんは初めて使った時の衝撃を今でも鮮明に覚えている。「空気を注入すると、その部分にひびが入るほど強力なパワーでした。あのときは驚きとともに、これは効き目がありそうだと思いましたね」と話す。
グロースガンを使った後の土は柔らかくなり、根元に酸素や水が行き渡りやすい。毎年、果物がしっかり実っていることから、武石さんは効果を実感しているという。
今年は昨年よりも貸し出し回数が増え、果樹園だけでなく畑地やビニールハウス内で使う人もいる。また、近隣のJAではグロースガンを所有していないことから、同JA管外の農家からも貸し出しの依頼があるという。
グロースガンは、定期的に使い続けることで根の張りや排水が改善されてくるため、1回目で効果が出なくても継続して使うことが大切だという。同JA北営農センター園芸特産課の高橋壱成さんは「農業機械の大型化に伴い、土壌が固まりやすい傾向にあります。地上部分の管理だけでなく、地下部分の管理も大切だと思いますので、もっと多くの方に利用していただきたいです」と話す。
(島岡譲)

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