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にいがた版 8月3週号

高糖度、柔らかな粒皮、生食も
トウモロコシに手応え

岩瀬 彰人さん 佐渡市

佐渡市宿根木にIターン就農した神奈川県出身の岩瀬彰人さん(32)。就農3年目を迎え、農作業スケジュールをほぼ確立させた。栽培する品目の中でも、トウモロコシには力を入れており、糖度が高く、粒皮が柔らかくて生でも食べられる「おひさまコーン」が人気を集めている。

(8-3)トップ「佐久間圭吾」

「生産者と消費者の懸け橋に
なりたいです」と磯部さん

 

 

「自分のライフスタイルに合わせた作物を選定しました」と岩瀬さんは話す。現在、トウモロコシ50㌃、葉物10㌃、水稲1㌶の他、雨よけハウスでイチジク6㌃、ミカン10㌃を栽培。収穫時期が重ならない品目を組み合わせることで、年間の労働時間を平準化させている。
トウモロコシ栽培は、ポットで芽出しし、株間30㌢間隔で移植。収穫する本数は50㌃で約2万本にもなる。3月中旬から6月上旬まで約20回に分けて播種し、収穫は6月末から盆すぎまで行う。
トウモロコシは虫害(メイガ)対策が必要で、出穂時期から10日おきに防除をしている。収穫直前の防除は、特に人畜に対する安全性の高いBT剤(※)を使用。メイガのつく原因となるひげの部分を受粉後に切り落とすことで、農薬の使用回数を減らしている。
収穫は午前3時から始め、収穫後に一つ一つ丁寧に選別・包装し、地元のJAへ出荷する他、直売所でも販売している。甘くておいしいと口コミが広まり、好評を得ている。
岩瀬さんは以前、東京で農業分野の出版関係の仕事をしていたが、就農したいという思いが強く、妻とともに佐渡へ移住。同市宿根木の農家の下で研修を1年間積んだ後、就農した。前職で得た知識を生かしつつ、農業関係誌などでも情報を集め、新技術や新しい栽培方法などを取り入れるようにしているという。
「定植後、初めてのイチジクの収穫・出荷がこれから始まります。今後、定植したミカンの木、イチジクの木が大きくなり、収穫量も上がってくるので、しっかり管理して、作業と品質の精度を上げていきたいです」と今後の展望に期待が膨らむ。
(※)BT剤 バチルス・チューリンゲンシス(BT)という細菌を利用した生物農薬
(佐久間圭吾)

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