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にいがた版 10月3週号

「新道柿」オーナー制 一層身近な農園に

柏崎市

 柏崎市新道地区で約70年の歴史がある名産品「新道柿」。新道柿栽培組合(鴨下純二組合長=74歳、組合員数56人)では、7.5㌶の畑で約1900本を栽培する。また、オーナー制を導入。楽しみながら栽培や収穫を体験してもらう活動が注目を浴びている。

柿を収穫する鴨下組合長。今年は被害が少なく甘みは十分と話す

 新道柿栽培組合は、組合員が諸事情のために栽培できなくなったときでも木は切らず、組合で管理してきたという。しかし、近年は組合員の高齢化などで、管理や収穫作業に手が回らない状況が出てきた。そのため、木の一部を貸し出しするオーナー制を導入した。
 「オーナー制は20年ほど実施していて、件数は年々増えています。柏崎市内の方を中心に、今年は160件くらいですね」と話す鴨下組合長。木1本の基本料金は4500円で、1本単位で申し込みができる。オーナーは収穫作業の他に草刈りと摘果を行うが、収穫以外は有料で組合に委託することができる。
 オーナーから柿をもらった人が、新たなオーナーになったケースもあるという。
 脱渋にはアルコールを使用する。日持ちはしないが、炭酸ガスを使ったものより甘味が強く、とろけるような食感になるのが特徴だ。「濃厚な甘味は、どこにも負けない自信があります」と話す鴨下組合長。近年では日持ちする収穫前の樹上脱渋が消費者に人気が高い。
 また、加工品として出荷している干し柿と柿チップも人気で、設備上、生産量が限られるため、すぐに完売してしまうほどだ。
 鴨下組合長は「おいしいと言ってくださる方がたくさんいらっしゃるので、今後も栽培を継続していきたいです。今以上に親しまれ、オーナー制などを通じて新道柿を栽培してみたいと思ってくれる人が増えるとありがたいですね」と期待を込める。
 10月後半から本格的な出荷の時期となるが「今年は病害虫や気象による被害が少なく、甘味は十分です。秋の味覚として選んでいただけたら幸いです」と話す。
 ▽問い合わせ先=新道柿栽培組合(電話0257・24・9731)

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