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長岡うまい米コンテストで金賞(2022年5月1週号)

長岡うまい米コンテストで金賞 さらなる高みへ

長岡市

 長岡市大川戸の「農事組合法人大川戸農業生産組合」は「長岡うまい米コンテスト2021」で長岡ブランド米「金匠」(金賞)を受賞した。同法人の代表理事組合長・目黒明さん(72)は「栄誉ある賞を受賞し、感激しています」と話す。

大川戸産コシヒカリ「ほたる舞う里」を持ち微笑む目黒組合長
うまい米コンテスト表彰式

 同法人は地域農業の守り手として、地元農家の有志で2005年に発足。21年度は約20.5㌶の農地に水稲を作付けし、「コシヒカリ」を主力として販売している。

 長岡うまい米コンテストは、長岡市の米生産者が追求する「安全・安心・美味(おい)しい」を全国に発信し、長岡米のレベルアップと農家意識の向上を図るために09年から開催され、今回で13回目となる。

 今回、出品総数は個人部門228点、学校田部門5点。審査では出品者から提出された栽培履歴が検証され、次に炊飯食味計などで上位20点が選出される。その後、トーナメント方式で審査員10人が外観・味・食感を指標に食べ比べ、合計得点で各賞を決定する。

 「今回、金匠を受賞できたのは、構成員の努力と先人たちの研さんの積み重ねによるものです。この賞におごらずに事業計画のペース配分を崩さず、最優秀賞(市長賞)が狙えるような、さらに良い物を作れるように頑張っていきたいです」と目黒さん。

 今まで米穀店などとの契約販売が主な販売筋だったが、新たな試みとして昨年、栃尾の道の駅で直接販売を始めた。「今後は、直売やインターネット販売を目指していきたい」と話す。

 同法人は周辺地域の基幹農作業を担うほか、学校田の指導などで栽培技術の継承にも取り組む。高齢化のため、離農者が年々増えてきている中、農地の担い手としても活動を続けている。

 「農業は地域形成の基盤です。農業が無くなると地域のコミュニティーもバラバラになるので、今後も農地をしっかり守り続けたいですね」と目黒さんは力強く話す。

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