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にいがた版 2022年11月1週号

カラフルな多品種ニンジン 手間かけておいしく

 「ニンジンはオレンジ色という概念があったので、初めて違う色を見たときは驚きました。農業を始めるきっかけとなった野菜ですね」と「ひだか農園(新潟市西区五十嵐)」の斎藤日高さん(39)。カラフルで目を引くニンジンを筆頭に、トウモロコシやダイコン、サツマイモなど2.5㌶の畑でさまざまな野菜を栽培している。

「ひだか農園のファンをふやしていきたい」と斎藤さん
収穫した色とりどりのニンジン

 農業とは無縁の生活を送っていた斎藤さんに転機が訪れたのは大学生の頃。農家と知り合い、普段目にするものとは異なる色のニンジンを見た時だった。自分の知らない世界に衝撃を受け、農業をやってみたいと強く思うようになったという。一度は農業とは異なる職種に就いたものの、その情熱は冷めず、農業研修を得て8年前にひだか農園をオープンさせた。
 斎藤さんが手がけるニンジンの品種は、オレンジ色の「ベータリッチ」、赤色の「京くれない」、黄色の「イエロースティック」、白色の「スノースティック」、紫色の「パープルスティック」「ダークパープル」とカラフルだ。
 ニンジンは種が非常に小さく、日々の気候を読んで水分調整を見極める必要があるため、発芽させるまでにとても労力がかかる。今年は播種後に大雨が続き、発芽がスムーズにいかず苦労したが、その後は順調に育っているという。収穫は11月中旬からで、県内のスーパーやインターネットで販売される。
 「珍しさから喜んで食べてくれる子供が多いですよ」と斎藤さん。農園のファンをつくりたいとの思いから、季節に応じて各種野菜の収穫体験などのイベントも開催し、好評を得ている。「農家としては日々の当たり前な作業でも、農家以外の人は非日常感を味わえるとあって感動していただけることが多いです」と目を細める。
 今後は、取れたての野菜を畑で調理して食べるイベントなどの開催も考えているという。「楽しんでもらえるのはもちろんのこと、ひだか農園の野菜だから買いたいというファンを増やしたいですね。ぜひ多くの人から農園に足を運んでいただけたら」と話す。

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