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にいがた版 2022年12月1週号

3姉妹 チューリップ花びらでフラワーボトル

 全国規模の生産量を誇り、県や胎内市の花にも指定されているチューリップ。球根を育てるために摘み取ったチューリップの花びらを、同市の花卉(かき)農家3姉妹がアップサイクル(※)して、フラワーボトルに生まれ変わらせる。「URA mizusawa flower farm」のブランドを立ち上げて販売。インターネットやイベントで販売し、人気を得ている。

フラワーボトルを手がける3姉妹。右から愛美さん、美穂さん、知絵さん
URAのフラワーボトル

 フラワーボトルを手がけるのは、長女の伊藤愛美さん、双子の次女・比企美穂さんと三女の水澤知絵さん。製造・販売をするに当たり、実家の屋号をローマ字読みにして「URA」をブランド名にした。
 チューリップの球根を大きく育てるためには、4月中旬から5月上旬に花を摘み取り、球根に栄養を与えることが必要。以前は摘み取った花を放置していたが、姉妹は利用したいと考え、フラワーボトルの製造を始めた。愛実さんは「長年、球根農家をしていて土に返るだけだった花が、価値のあるものになるのがうれしいですね」と話す。
 使用する花びらは手作業で一つ一つ丁寧に摘み取り、ドライフラワーにしてから瓶に詰める。
 ▼ハーブと組み合わせて
 12品種のチューリップをベースに、ラベンダーなどのハーブを組み合わせた新商品やキャンドルなどの開発にも力を入れる。「キャンドル作りをたくさん勉強しました。好きなことが形になるのは幸せなことですね」と笑顔を見せる知絵さん。1人では実現不可能なことが、地域の協力や姉妹が力を合わせることで可能になっているという。
 今後は多くの人にURAを知ってももらうため、いろいろなイベントにも積極的に参加する計画だ。
 「当初、『観賞用のインテリア』としてフラワーボトルの販売を想定していましたが、手作りキャンドルの飾りや、アクセサリーの材料として使っていただくなど、いろいろな可能性があると思っています。性別や年代を問わず、誰でも一つの素材として遊んだり楽しめたりするようなアップサイクルを目指したいです」と美穂さんは話す。
 ※アップサイクル 廃棄物や不要になったものに手を加えて、新たな価値を与え再生すること。

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