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農家民宿 地元の食材でおもてなし(2023年3月3週号)

 「自慢の『コシヒカリ』、自家産野菜、地魚など地元の食材でおもてなし」をモットーに、農家民宿を営む出雲崎町立石の森山一郎さん(77)と妻の照子さん(75)。県内外から多くの利用者が訪れ、親しまれている人気の宿だ。

「お客さまといろいろな話をするのが楽しいですね」と森山さん夫妻
「農家民宿もりやま」。いろりを囲み会話も弾む
離れの一軒家「農家民宿さとやま」

 森山さんが民宿業を始めたのは5年前の2018年。自宅を改装し「農家民宿もりやま」を立ち上げた。外見は昔ながらの農家住宅のたたずまいをそのまま生かし、内装はいろりを設置するなど、のんびりとくつろげる空間となっており、インターネット環境も整備され、ビジネスにも利用できる。また、隣の空き家を改装し「農家民宿さとやま」も開業。離れの一軒家のため、気兼ねなく利用できる。

 「自然豊かな出雲崎。自家産のコシヒカリや野菜をはじめ、地魚を使った新鮮な料理が味わえます。猟期にはカモを料理して『カモ汁』として振る舞うこともあります」と話す森山さん。地元の食材をふんだんに使い料理に腕を振るう。

 畑には野菜のほかにキウイフルーツやブルーベリー、ミカンなどの果樹が栽培されていて、収穫体験ができるほか、サツマイモの植え付けや稲刈り、野菜の収穫などの農作業体験も好評を得ている。

 「普段、農業に触れる機会のない方が農作業を体験し、とても喜んでいる姿を見ると私たちも元気がもらえてうれしいです」と話す。

 出雲崎は“良寛生誕の地”ということもあり、良寛の史跡を求めて宿泊する人も多い。「お客さまのお話を聞くのがとても楽しみです。庭先には四季折々の花が咲き、これからはレンギョウの花が見頃を迎えます。ぜひお立ち寄りください」と森山さん夫妻は笑顔で話す。

 ▽予約・問い合わせ=農家民宿もりやま・さとやま(出雲崎町立石87の2、電話0258・78・2492)

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