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抗酸化作用のアスタ卵 味と機能性で付加価値(2023年6月1週号)

燕市道金で養鶏業を営む「有限会社ツバメファーム(代表取締役・清水眞佐夫さん=82歳)」では、近年注目されてきた赤色系カロテノイドで老化を抑制する抗酸化作用などの効果があるといわれるアスタキサンチンを含んだ卵などを販売。「一度食べると癖になる」とリピーターも多く好評を得ている。

一番人気の「アスタ卵」を手にする清水さん

 

 元々米農家だった清水さんは、循環型の農業を目指して養鶏業を始め、1965年に有限会社ツバメファームを設立した。「最初は卸に出していましたが、相場で取引しなくてはならず、もうけを出すほどの原価では生産ができず苦労しました」と清水さん。

 最大で2万羽を飼っていたが、1万羽ほどに減らした。特別な卵を作るため試行錯誤を重ね「良い餌」「良い水」「良い環境」を整えることに活路を見いだし販売に力を注ぐ。

 新鮮なうちに届けるため、養鶏場の近くに年中無休、24時間営業の自動販売機を設置し、アスタキサンチンを含んだ「アスタ卵」、餌にゴマを混ぜた「ごま卵」、飲み水に活性水を使用する「活性卵」の3種類を販売している。

 中でもお薦めは人気のアスタ卵で、濃厚でまろやか、うまみが凝縮されていて、健康に役立つのが一番の特徴だという。

 「これからも食べる人の健康と幸せを第一に考えて、お客さんの求めているものを販売していきたいですね」と清水さんは話す。

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