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イチゴ「越後姫」直売所で販売/朝摘み果実から厳選(2025年5月2週号)

胎内市村松浜の「いちご農園 にじいろファーム(五十嵐功代表、45歳)」では、ハウス2棟で県ブランドイチゴ「越後姫」を栽培している。朝摘みした果実を厳選し、併設の直売所で販売して人気を博す。

「ぜひ食べてください」と五十嵐代表
大人気の大粒のイチゴ


 越後姫は県を代表する品種。県内各地で栽培されており、新規就農者の作付品目としても増加している。

 2019年に同園をオープンした五十嵐代表。最初は試行錯誤を重ねていたが、近隣のイチゴ農家との情報交換を盛んに行い、栽培管理から販売まで最盛期を除き、1人で行っている。気温や気候、苗の生育に応じて水や肥料の量を微調整し、自分が求める栽培を模索している。

 五十嵐代表のイチゴはスーパーやその他の直売所で取り扱っていない。品質や食味を選び抜き、その日に収穫した中でも自分が納得できたものだけを直売所で販売する。「味を整えることは難しいです」と苦労を話す。今では口コミで評判が広まり、オープン前には行列ができるほどの盛況だ。

 また、さまざまな地元企業と連携し、地元を盛り上げることにも積極的な同園。五十嵐代表は「地元企業と交流を深め、納得する商品をお客さまに提供できるとうれしいです」と話す。

 最近では地元企業と連携し、形の整わないイチゴの果汁を使用したクラフトビールも販売しており、加工製品にも力を注ぐ。毎年、商品の改良を重ねており、今も理想の商品を追い求めている。

 「自分が作った果実をもっと手軽に味わってもらいたいです」と五十嵐代表。「今後も一人一人のお客さまを大切にし、食べたら忘れられないイチゴを販売したいです」と力強く話す。

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